レストラン開発モデル、もしくは厨房開発モデル?
と、そのトラックバックやコメント類を読む
Cagylogicさんより
プロジェクトマネージメントなんていうのは、ぶっちゃけて言えば工数管理と進捗管理である。そんなものは、ソフトウエアとはまったく関係のない技術である。
JobChangeについて同意。おまけにプロジェクトマネージメントについての斬り方は見事。こんどどこかで使わせてもらおう。
満足せる豚。眠たげなポチ。さんより
産業としてのSIerについて語りたいのか、プログラミングスタイルについて語りたいのか。 それはさておくとしても、少なくとも誰のために何を作る話をしているのかははっきりしないと意味がないんじゃないかと思います。
という部分に同意。
プログラミングスタイルとしてあるべき姿と、産業としてビジネスとして妥当な姿を混ぜて議論してはいけないです。
私もこの点をはずさないように気をつけたい。
私の場合も「組織を移る」という選択肢があるってことは覚えておく。
それを踏まえたうえで、まずは自分の両手の届く範囲でできることをやりたい。
幸い私の場合、上司の頭が固いわけではないし、SIerに勤めてるわけない。社内で開発方法論を論じても良い立場にいると思う。発注側に回ることもあるし、客先の要望に応じて開発することもある。
しかしながら、なにぶん自社のメンツが少人数でキャパがない。もっと人を増やしてでもシステム開発の質・量・スピードをあげていく体制を模索している状態。
ついでにいうと「シェフ」として料理を作るのが好きな部類の人間だ。
そんな私が考えると、まず思いつくのは、
とりとめもなく日記的雑記さんの
ファーストフードと手料理の記事に似た内容だ。
実際の外食産業では「ユーザーが満足できる高い品質の料理を、ファーストフード的な効率で提供する」企業だけが勝ち残っていくように、ITの世界でも高品質なシステムを効率よく開発できるエンジニアが少しずつ選別されてきて、そういう人だけが勝ち残っていくんだろうな。
つまり外食産業をモデルとした体制が、業務システムの開発体制に摘要できないだろうか、という視点だ。
名づけて、レストラン開発モデル、もしくは厨房開発モデルってことで、どうすか。
規模に応じて
- ホテル大ホール(マネージャー、料理長、ウェイター長、料理人)
- チェーン店(本部マネージャー、店長、料理長、料理人)
- カウンターの寿司屋(すべて兼業)
といった分類は欲しい。
あとは役職別に役割と必要なスキルをまとめる。
料理の種類も、単品の注文から、定食、コース料理、宴会料理などに対応
...考えるの行為自体が楽しそうな内容ですな。
何人かで、酒飲みながら話しすると盛り上がりそうなネタ(笑
*1:この方の書くエントリーは、どれも「わかりやすい」と思わず言いたくなるようなものばかり。こんな文章をかけるように、私はなりたい。