スパイラル型プロセス

@ITの羽生田栄一氏記事より

 そこで、ウオーターフォール型に対するプロセスの改良が始まりました。まず考え出されたのが、「スパイラル型」の開発です。
(略)

 逆に、このプロセスの問題点は、全体を見極めないうちに作業が進んでしまい、プロジェクトの方向性を誤る可能性がある点です。また、最終成果物をきちんとスケジュールに合わせて製造できるようにするプロジェクト管理がしづらいという点も、実システム開発に導入する際には大いに問題となります。

いまなぜ開発プロセスを注目するのか(前編)
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/devs/process01/process01.html

がーん。これってばスパイラル型の既知の問題だったのか。
ここ数週間、開発してきたシステムがある。
これはスパイラルプロセスを気取ってガンガン開発しまくっていた。
しかし上記の指摘に有るように、プロジェクトの方向性を誤って、当初の要求とはずれた方向へ進んでいってしまった。
心境としては進むことに気をとられすぎて、とんでもないところにたどり着いてしまった。
以後、気をつけよう。

で、上記の記事によると、現在試行されているのは「反復型(イテラティブ)」「漸増型(インクリメンタル)」「エンジニアリングステージ−製造ステージ2段階」の3種類。
いずれも「スパイラル型プロセス」の問題点を、いかに上手に克服するかという視点の話しらしい。
どうやら「ウォーターフォール」や「スパイラル」と同じレベルの話しではないようだ。

ついでに言うと、これと(後編)のつながりというか、ストーリーというか、論理の構成がいまいち理解できていない。RUPをスパイラル型プロセスの分派としてみればよいのか、まったく違う次元の話しなのかがわかっていないのかな。
ライトウェートな開発プロセス=RUPで、「ウォーターフォール」や「スパイラル」と同じレベルの話しなんだろうか。もっとよく読もう。